お知らせ

キシリトールについて

2022.4.27

目次

こんにちは。東大宮の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 東大宮診療所」歯科衛生士の四釜です。

よくスーパーやコンビニで見かけるキシリトールの文字。みなさんも一度は手に取ったことがあるのではないでしょうか?そんな身近にあるキシリトールが歯に良いと言われているのはご存知でしたか?今回はそんなキシリトールについておはなししていきます!

キシリトールとは?

キシリトールは、ソルビトールやマルチトールと同じ糖アルコールという甘味炭水化物の仲間です。自然界では多くの果実や野菜に含まれています。私たちがガムやタブレットなどで口にするキシリトールは、白樺や樫などの木から抽出したものを原料にしています。また、人の肝臓でも、1日当たり約15gのキシリトールはが作られています。その安全性はWHO(世界保健機構)でも認められており、日本で平成9年(1997)4月に食品添加物のとして認可されました。

なぜ歯に良いの?

私たちの口の中にはむし歯の原因菌となるミュータンス菌が存在しています。ミュータンス菌は糖分をもとに「酸」を作り出します。この酸が、歯の表面を少しずつ溶かし、むし歯になります。しかし、キシリトールはミュータンス菌に取り込まれても、酸がつくられません。また、ミュータンス菌に取り込まれたキシリトールは、ミュータンス菌の活動を弱める働きをしてくれます。

また、噛むことで唾液の分泌も促進されるので細菌の繁殖を抑え、歯の再石灰化を促進させます。

キシリトール100%

効果が期待できるのは最低でもキシリトールが50%以上配合されているガムやタブレットと言われています。

歯科専売で販売しているものは100%がほとんどですが、スーパーやコンビニで販売されているものは30~70%のものがおおいです。キシリトール配合であっても砂糖などの糖類が含まれていることがあるので注意が必要です。

まとめ

キシリトールだけで、むし歯を予防できるわけではありません。歯磨きや規則正しい食生活、歯科定期検診など正しいお口のケアの補助として毎日の習慣にプラスしてみてください!

 

当院でも歯科専売のキシリトールガムを取り扱っておりますので歯科医師・歯科衛生士にご相談ください!